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由来生物
rabbit
品質水準
抗体製品の状態
affinity isolated antibody
抗体製品タイプ
primary antibodies
クローン
polyclonal
化学種の反応性
mouse, human
化学種の反応性(ホモロジーによる予測)
rat (based on 100% sequence homology)
テクニック
dot blot: suitable
immunocytochemistry: suitable
western blot: suitable
NCBIアクセッション番号
UniProtアクセッション番号
輸送温度
wet ice
ターゲットの翻訳後修飾
phosphorylation (pSer492)
遺伝子情報
human ... BRD4(23476)
詳細
ブロモドメイン含有タンパク質4(UniProt:O60885、別名:MCAP、有糸分裂染色体関連タンパク質、プロテインHUNK1)は、ヒトBRD4(別名:HUNK1、MCAP)遺伝子(Gene ID:23476)によってコードされています。BRD4は、ヒストンのアセチル化リジンと結合することでクロマチンリーダーとして機能するBET(ブロモドメインおよび余剰末端)タンパク質ファミリーの一員です。BRD4は多くの細胞種にとって重要な転写調節因子であり、外部からの合図に応答する転写も含まれます。BRD4は神経細胞機能に不可欠な役割を担っており、学習と記憶の基礎となる転写調節を媒介します。BRD4は、神経細胞の刺激に応答して活性化されるカゼインキナーゼ2(CK2)によるリン酸化によって、神経細胞のIEG転写を調節します。マウスのBrd4のノックアウトは致死的であり、阻害剤JQ1(カタログ番号:500586)処理によるBrd4の機能阻害は、重要なシナプスタンパク質の転写に影響し、記憶障害や発作感受性の低下をもたらすことが報告されています。
特異性
標的のリン酸化セリン残基は、UniProt(O60885およびQ9ESU6)で報告されているすべてのヒト(pSer492)とマウス(pSer493)のBRD4スプライシングアイソフォームに存在します。このポリクローナル抗体は、pSer492/494(マウスpSer493/495に相当)の二重リン酸化したBRD4リン酸化ペプチドに対しては、pSer492(マウスSer493に相当)のみリン酸化した対応するペプチドよりも、強い免疫反応性を示しました(Korb, E., et al. (2015).Nat. Neurosci. 18(10):1464-1473)。
免疫原
リン酸化Ser492(マウスSer493に相当)を含むヒトBRD4配列に相当するKLH結合直鎖ペプチド
アプリケーション
このウサギポリクローナル抗リン酸化BRD4(Ser492)(カタログ番号:ABE1451)を用いたBRDE4 セリン492の検出において、免疫細胞染色、ドットブロッティングおよびウェスタンブロッティングでの使用が検証されています。
免疫細胞染色:希釈倍率1:500で使用、12日間培養したE16.5胚性マウス大脳皮質ニューロンにおいて、核内のBrd4 pSer493(ヒトSer492に相当)免疫反応性を検出できました(Erica Korb, Ph.D. Rockefeller University, New York, U.S.A.、厚意による提供)。
ウェスタンブロッティング:希釈倍率1:500で使用、12日間培養したE16.5胚性マウス大脳皮質ニューロンのライセートにおいて、Brd4 pSer493(ヒトSer492に相当)のリン酸化を検出できました。ライセートを事前にホスファターゼ処理すると、標的バンドは検出できませんでした(Erica Korb, Ph.D. Rockefeller University, New York, U.S.A.、厚意による提供)。
ドットブロッティング:pSer492または二重pSer492/494リン酸化(マウスSer493/495に相当)したBRD4リン酸化ペプチドは検出できましたが、対応する非リン酸化ペプチドまたはpSer494リン酸化のみのペプチドは検出しませんでした(Korb, E., et al. (2015).Nat. Neurosci. 18(10):1464-1473)。
ウェスタンブロッティング:C57BL/6マウス由来の培養E16.5胚性大脳皮質ニューロンのBDNF刺激によるるBrd4 Ser493(ヒトSer492に相当)のリン酸化誘導を検出できました。BDNF刺激前にニューロンをCK2阻害剤4,5,6,7-テトラブロモベンゾトリアゾール(TBB、カタログ番号:218697)で事前処理するか、または免疫ブロッティング前にライセートをホスファターゼ処理すると、標的バンドは検出されなくなりました(Korb, E., et al. (2015).Nat. Neurosci. 18(10):1464-1473)。
ウェスタンブロッティング:希釈倍率1:500で使用、12日間培養したE16.5胚性マウス大脳皮質ニューロンのライセートにおいて、Brd4 pSer493(ヒトSer492に相当)のリン酸化を検出できました。ライセートを事前にホスファターゼ処理すると、標的バンドは検出できませんでした(Erica Korb, Ph.D. Rockefeller University, New York, U.S.A.、厚意による提供)。
ドットブロッティング:pSer492または二重pSer492/494リン酸化(マウスSer493/495に相当)したBRD4リン酸化ペプチドは検出できましたが、対応する非リン酸化ペプチドまたはpSer494リン酸化のみのペプチドは検出しませんでした(Korb, E., et al. (2015).Nat. Neurosci. 18(10):1464-1473)。
ウェスタンブロッティング:C57BL/6マウス由来の培養E16.5胚性大脳皮質ニューロンのBDNF刺激によるるBrd4 Ser493(ヒトSer492に相当)のリン酸化誘導を検出できました。BDNF刺激前にニューロンをCK2阻害剤4,5,6,7-テトラブロモベンゾトリアゾール(TBB、カタログ番号:218697)で事前処理するか、または免疫ブロッティング前にライセートをホスファターゼ処理すると、標的バンドは検出されなくなりました(Korb, E., et al. (2015).Nat. Neurosci. 18(10):1464-1473)。
研究カテゴリー
エピジェネティクス・核内機能分子&
エピジェネティクス・核内機能分子&
品質
iPSCライセートでのウェスタンブロッティングが評価されています。
ウェスタンブロッティング:希釈倍率1:1,000で使用、10 µgのヒト人工多能性幹細胞(iPSC)ライセートでBrd4 Ser492のリン酸化を検出できます。
ウェスタンブロッティング:希釈倍率1:1,000で使用、10 µgのヒト人工多能性幹細胞(iPSC)ライセートでBrd4 Ser492のリン酸化を検出できます。
ターゲットの説明
実測値:約140/200 kDa算出値:152.2/155.9 kDa(ヒト/マウスの長アイソフォーム)、80.46/80.61 kDa(ヒト/マウスの短アイソフォーム)、88.29 kDa(ヒトアイソフォームB)。一部のライセートでは、特性が明らかになっていないバンドが認められることがあります。
物理的形状
アフィニティー精製。
フォーマット:精製
精製ウサギポリクローナル抗体、0.1 M Tris-グリシンバッファー(pH 7.4)+150 mM NaCl溶液、0.05%アジ化ナトリウム含有
保管および安定性
2~8°Cで受領日から1年間安定です。
その他情報
濃度:ロットに固有のデータシートを参照してください。
免責事項
メルクのカタログまたは製品に添付されたメルクのその他の文書に記載されていない場合、メルクの製品は研究用途のみを目的としているため、他のいかなる目的にも使用することはできません。このような目的としては、未承認の商業用途、in vitroの診断用途、ex vivoあるいはin vivoの治療用途、またはヒトあるいは動物へのあらゆる種類の消費あるいは適用などがありますが、これらに限定されません。
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保管分類コード
12 - Non Combustible Liquids
WGK
WGK 1
引火点(°F)
Not applicable
引火点(℃)
Not applicable
適用法令
試験研究用途を考慮した関連法令を主に挙げております。化学物質以外については、一部の情報のみ提供しています。 製品を安全かつ合法的に使用することは、使用者の義務です。最新情報により修正される場合があります。WEBの反映には時間を要することがあるため、適宜SDSをご参照ください。
Jan Code
ABE1451:
試験成績書(COA)
製品のロット番号・バッチ番号を入力して、試験成績書(COA) を検索できます。ロット番号・バッチ番号は、製品ラベルに「Lot」または「Batch」に続いて記載されています。
Communications biology, 4(1), 658-658 (2021-06-04)
It has not been well studied which cells and related mechanisms contribute to endochondral ossification. Here, we fate mapped the leptin receptor-expressing (LepR+) mesenchymal stem cells (MSCs) in different embryonic and adult extremities using Lepr-cre; tdTomato mice and investigated the
ライフサイエンス、有機合成、材料科学、クロマトグラフィー、分析など、あらゆる分野の研究に経験のあるメンバーがおります。.
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