MILLIPLEX® マルチプレックスアッセイ測定原理
マルチプレックスアッセイは、細胞又は生体由来の少量サンプル(~25μl)中のタンパク質を1 ウェルあたり最大500種類(FLEXMAP™ 3DシステムおよびxMAP® INTELLIFLEXシステムを使用した場合)まで同時に検出できるイムノアッセイシステムです。このシステムは、Luminex xMAP® テクノロジーを用いたマルチプレックス解析装置と、専用アッセイキット(MILLIPLEX® マルチプレックスアッセイキット)を共に使用することにより、ヒトおよび動物(サル、イヌ、ラット、マウス等)由来のサンプル(血清、血漿、細胞上清、組織等)中の疾患バイオマーカーやシグナルタンパク質を迅速かつ正確に測定します。
Luminex®最新機種「xMAP® INTELLIFLEX」
省スペースで設置可能&高機能!Luminex®初のデュアルレポーター搭載
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Luminex Assayの原理(Luminex xMAP® テクノロジー)
2種類の蛍光色素で段階的に染色して、100種類のビーズを作製します(FLEXMAP™ 3DおよびxMAP® INTELLIFLEXは3種類の蛍光色素で500種類のビーズを作製)。 ビーズ固有値(ビーズ番号)の識別がLuminex xMAP® テクノロジーの基礎です。1種類のビーズには1種類の抗体を結合させます(図中例は、IL-9、TNFα、IFNγ)。
3種類の抗体の付いたビーズを1つのウェルに入れます。
サンプル液とビーズのインキュベーションにより測定ターゲット(タンパク質)がビーズ表面の抗体に結合します。
さらに、ビオチン標識抗体を結合させ、ストレプトアビジン-PE で蛍光ラベルします。
フローサイトメトリー技術を利用し、2種類のレーザーで標的タンパク質量とビーズ番号の測定を行います。
少量のサンプルで、最大500種類のタンパク質を同時測定
メルクのマルチプレックスアッセイシステムには、Luminex® 200™ システム、FLEXMAP™ 3Dシステム、xMAP® INTELLIFLEXシステムの3機種があります。マルチプレックスアッセイシステムは、従来のELISA法と比較して、労力、コスト、実験エラーを最小にし、少量サンプルから広いダイナミックレンジで最大500種類のタンパク質の同時測定が可能です。
各システムの詳細についてはLuminex®マルチプレックスプラットフォームの比較をご覧ください。
特長
- 少量サンプル中に存在する複数のタンパク質をMILLIPLEX® マルチプレックスアッセイキットで最大500種類まで同時測定。
- MILLIPLEX® マルチプレックスアッセイキットはヒトだけでなく疾患モデル動物(イヌ、サル、ラット、マウス等)用パネルも選択可能。
- Belysa® Immunoassay Curve Fittingソフトウェアは、測定データのカーブフィッティング、解析、比較が可能。
アッセイキットの詳細についてはMILLIPLEX® マルチプレックスアッセイキットの特長をご覧ください。
仕様
マルチプレックスアッセイシステムとELISA 法との比較
40 検体(サンプル)中に含まれる10 種類のタンパク質を二重測定した場合
ご注文情報
Luminex®最新機種「xMAP® INTELLIFLEX」
省スペースで設置可能&高機能!Luminex®初のデュアルレポーター搭載
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お問合せ先
メルク ライフサイエンス リサーチ事業部
E-mail:jpts@merckgroup.com
TEL:03-4531-1140
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