タンパク質サンプルの濃縮
ダウンストリームで高い品質を求めるなら、アップストリームで高品質のツールを使うことが大切です。活性測定や構造研究などのダウンストリーム分析の前処理の最終段階では、タンパク質が非変性かつ可溶型で、適切な濃度で最適な緩衝液に溶解していることが必要です。メルクのメンブレン技術の一つであるタンジェンシャルフローフィルトレーション(TFF)ベースの分離では、濃縮や脱塩、緩衝液交換を迅速かつ容易に行えます。
- 濃縮におけるTFFの重要性
- 遠心機およびローターの推奨品
タンパク質サンプルを濃縮する方法
タンパク質アッセイで再現性のある結果を得るには、目的タンパク質を変性させることなく、またその酵素活性や結合能を損なうことなく精製する必要があります。不安定であったり、少量であったりしても、収率を下げることなく濃縮します。メルクは、タンパク質の濃縮ならびに分画を行うための迅速かつ穏やかなメンブレンベースの選択肢を複数ご用意しております。
- タンパク質濃縮用Amicon® Ultra遠心式限外ろ過フィルター
- ハイスループットなタンパク質濃縮および脱塩
- Pellicon®タンジェンシャルフロー精密ろ過による清澄化
- Pellicon®タンジェンシャルフロー限外ろ過
核酸の濃縮
遺伝子操作がますます複雑化する中、核酸の精製および濃縮は迅速に行う必要があります。メルクのメンブレン技術を利用すれば、時間のかかる沈降ステップなしに、DNAやRNAを抽出できます。よりハイスループットが求められる分子生物学的用途には、最大384サンプルまでの処理ができ、手動またはオートメーション対応にも可能なMultiScreen®シリーズをご利用ください。
- ハイスループットなPCR精製
- プラスミドおよびBAC調製
- アガロースゲルからのDNA抽出
- MultiScreen®プレートを使用した精製
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