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エンドヌクレアーゼ

エンドヌクレアーゼ

エンドヌクレアーゼは、DNAとRNAを小さな断片に切断することで、バイオプロセス工程や研究アプリケーションでの核酸汚染レベルを低下させるのに使用されます。さまざまな天然由来エンドヌクレアーゼ製剤が利用可能ですが、天然原料にはプロテアーゼ活性やウイルス汚染がある可能性があるため、問題が生じることがあります。

Benzonase® エンドヌクレアーゼは、Serratia marcescens由来の遺伝子組み換えヌクレアーゼで、天然由来のエンドヌクレアーゼによるリスクを排除し、あらゆる形態のDNAとRNAを分解できます。Benzonase® エンドヌクレアーゼは、適切な反応条件下で使用することで、あらゆる形態のDNAとRNA(一本鎖、二本鎖、直鎖、環状)を長さ約3~5塩基対のオリゴヌクレオチドに分解します。非常に高いレベルの特異的活性を持ち、プロテアーゼ活性は検出限界以下です。

Benzonase® エンドヌクレアーゼのバイオプロセシング研究へのアプリケーションについての詳細はこちら。



バイオプロセシングアプリケーション

Benzonase® エンドヌクレアーゼは、規制要件の厳しいバイオプロセシングアプリケーションに最適です。世界保健機関(WHO)や米国食品医薬品局(FDA)が義務付けている200塩基対というフラグメントサイズよりかなり小さなサイズまで核酸を分解し、GMP IPE-PQG条件下で製造され、規制申請で引用できるFDAのドラッグマスターファイルが作成されています。

以下のような幅広いアプリケーションで効果を発揮します:

  • ウイルスワクチンやウイルスベクターワクチンの精製
  • 細胞・遺伝子治療薬の精製
  • 腫瘍溶解性ウイルスの精製
  • タンパク質やその他のバイオ製剤からのDNAとRNAの除去
  • 宿主DNAの除去

さまざまな製造ニーズを満たすために2つのバージョンのBenzonase® エンドヌクレアーゼをご利用いただけます。いずれも、規制当局への提出書類の作成をサポートするEmprove® プログラムの一部です(表1)。

どちらのバーションも E. coli W3110発現系で調製されており、ウイルス汚染のリスクは最小限に抑えられています。Benzonase® エンドヌクレアーゼSafety Plus Emprove® Expertは、CD培地で産生され、各バッチに対して外来ウイルスとマイコプラズマ否定試験が実施されています。

Benzonaseの無料サンプルはいかがですか?ご希望の方は、下のボタンをクリックして詳細をご覧ください。


研究アプリケーション

Benzonase® エンドヌクレアーゼは、以下のようなさまざまな研究アプリケーションで使用できます:

  • マイクロバイオームからの宿主DNAの除去
  • マイクロバイオーム研究のための微生物分類同定の向上
  • ワクチン研究における凝集の抑制
  • 組換えタンパク質抽出工程における溶解物の粘性低下とその結果としての標的タンパク質収率の向上

さまざまな高純度・高濃度のBenzonase® エンドヌクレアーゼをご利用いただけます。

Benzonase® エンドヌクレアーゼは、さらにワークフローを円滑にするためのタンパク質抽出試薬とのセットでもご提供しています。


関連製品資料


技術情報

表1.Benzonase® エンドヌクレアーゼSafety Expert、Benzonase® エンドヌクレアーゼEmprove® Expert、およびBenzonase® エンドヌクレアーゼPlus Emprove®の利点の比較。

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