T6031

DL-チオルファン

≥98% (TLC)

• 別名: (±)-N-(3-メルカプト-2-ベンジルプロピオニル)グリシン, DL-3-メルカプト-2-ベンジルプロパノイルグリシン
• 実験式（ヒル表記法）: C₁₂H₁₅NO₃S
• CAS番号: 76721-89-6
• 分子量: 253.32
• Beilstein: 4872101
• MDL番号: MFCD00058435
• UNSPSCコード: 12352200
• PubChem Substance ID: 24278747
• NACRES: NA.77

特性

• 品質水準: 200
• アッセイ: ≥98% (TLC)
• 形状: powder
• mp: 138 °C
• 溶解性: ethanol: soluble 49.00-51.00 mg/mL, clear, colorless
• SMILES記法: OC(=O)CNC(=O)C(CS)Cc1ccccc1
• InChI: 1S/C12H15NO3S/c14-11(15)7-13-12(16)10(8-17)6-9-4-2-1-3-5-9/h1-5,10,17H,6-8H2,(H,13,16)(H,14,15)
• InChI Key: LJJKNPQAGWVLDQ-UHFFFAOYSA-N
• 遺伝子情報: human ... ACE(1636) , ECE1(1889) ; rat ... Ace(24310) , Mme(24590)

詳細

詳細

DL-メルカプト-2-ベンジルプロパノイル-グリシンとも呼ばれるチオルファンは、ナノモル濃度でのエンケファリナーゼの特異的かつ強力な阻害剤です。また、中性エンドペプチターゼの阻害剤です。骨髄細胞内の分化抗原群10（CD10）と相互作用し、造血を調節する場合があります。チオルファンは下痢に処方される安全な薬物です。新生仔マウスの皮質障害を防止し、脳性麻痺（CP）の治療に有効な薬剤です。

アプリケーション

DL-チオルファンは、NEP依存性中性エンドペプチダーゼの活性を評価するために使用されています。また、DL-チオルファンは、蛍光アッセイを用いてNEP酵素活性を明らかにするためにも使用されています。

生物化学的／生理学的作用

エンケファリナ-ゼインヒビタ-。

特徴および利点

この化合物は、Handbook of Receptor Classification and Signal Transduction（受容体分類およびシグナル伝達ハンドブック）のNeuropeptidases（ニューロペプチダーゼ）のページに記載されています。ハンドブックのその他のページをご覧になるには、こちらをクリックしてください。

調製ノート

DL-チオルファンは、49.00～51.00 mg/mLでエタノールにやや溶けやすく、透明な溶液になります。

安全性情報

• 保管分類コード: 11 - Combustible Solids
• WGK: WGK 3
• 引火点(°F): Not applicable
• 引火点(℃): Not applicable
• 個人用保護具 (PPE): Eyeshields, Gloves, type N95 (US)