P9172

ピロニンY

for NA electrophoresis

• 別名: ピロニンY, ピロニンG, ピロニンJ
• 実験式（ヒル表記法）: C₁₇H₁₉ClN₂O
• CAS番号: 92-32-0
• 分子量: 302.80
• カラーインデックス番号: 45005
• Beilstein: 3795789
• EC Number: 202-147-8
• MDL番号: MFCD00011725
• UNSPSCコード: 12171500
• PubChem Substance ID: 57654569
• NACRES: NA.52

特性

• グレード: for molecular biology
• 形状: powder
• 組成: Dye content, ≥45%
• テクニック: nucleic acid detection: suitable
• mp: 250-260 °C (lit.)
• 溶解性: water: 10 mg/mL, dark red
• 適合性: suitable for nucleic acid staining
• 保管温度: room temp
• SMILES記法: [Cl-].CN(C)c1ccc2C=C3C=C\C(C=C3Oc2c1)=[N+](/C)C
• InChI: 1S/C17H19N2O.ClH/c1-18(2)14-7-5-12-9-13-6-8-15(19(3)4)11-17(13)20-16(12)10-14;/h5-11H,1-4H3;1H/q+1;/p-1
• InChI Key: INCIMLINXXICKS-UHFFFAOYSA-M

詳細

アプリケーション

ピロニンYは、次の用途で使用されています。

• 静止造血幹細胞および周期造血幹細胞の精製、ならびに骨髄細胞（HSC）の染色。
• 乳腺サイドポピュレーション細胞（MG-SP）の染色に用いるポリ塩化ビフェニル（PCBS）溶液の成分として。
• CD34⁺細胞の染色に。

生物化学的／生理学的作用

ピロニンYは、RNAにインターカレートするカチオン性色素で、電気泳動において赤色のバンドとして視認されます。また、生細胞のミトコンドリア内に蓄積することが示されています。ピロニンYは、メチルグリーンまたはNancy-520と共役させた形で、パラフィン組織切片中の核酸の蛍光分染に使用できます。

調製ノート

本製品は、水に1 mg/mlで溶けて透明な暗赤色の溶液になります。

安全性情報

• 保管分類コード: 11 - Combustible Solids
• WGK: WGK 3
• 引火点(°F): Not applicable
• 引火点(℃): Not applicable
• 個人用保護具 (PPE): Eyeshields, Gloves, type N95 (US)