生物化学的/生理学的作用
セルロプラスミン(Cp)は、血漿中の銅の主要な担体であり、リポタンパク質の酸化的修飾に関連し、ストレスに対する急性期反応に関与していると考えられています。Cpは、多様な遊離基に対する効果的な抗酸化剤で、強力なペルオキシダーゼ活性を有し、還元型グルタチオン存在下で過酸化水素を分解します。in vitroで濃度依存的にミエロペルオキシダーゼのペルオキシダーゼ活性を阻害し、ミエロペルオキシダーゼとの選択的結合がみられます。このことから、セルロプラスミンはin vivoでミエロペルオキシダーゼのクリアランスと不活性化に関与しているものと考えられます。生理学的濃度(マイクロモル濃度)で、アセチルコリンやADPのような内皮依存的アゴニストによって誘導されるウサギ大動脈の弛緩を阻害することが示されました。ただし、ニトログリセリンによる平滑筋細胞の直接刺激による血管拡張には無効であることが示されました。Cpは、鉄ホメオスタシスにおいて必要不可欠な役割を果たしており、マクロファージからの鉄の流出と、Fe2+からFe3+への酸化を調節します。Cpが欠乏すると、おそらく、ニューロンで鉄が欠乏することによって、神経変性疾患が引き起こされます。
単位の定義
1ユニットは、N,N-ジメチル-p-フェニレンジアミンを基質として用いた反応液7 mL中、pH 5.5、37°C、1分間で、0.01のΔA550を生じる酵素量です。
物理的形状
塩化ナトリウムおよび酢酸ナトリウムを含有する薄青色の粉末
アナリシスノート
タンパク量はビウレット法で測定
免責事項
研究用途に限ります。本製品は、輸出入活動を含めて、科学的な目的で使用することを意図した場合、フランスにおいて規制されます(フランス公衆衛生法Article L 1211-1 paragraph 2)。購入者(すなわちエンドユーザー)は、公衆衛生法Article L1245-5-1 IIの記載に従い、フランス研究省から輸入許可を得る必要があります。本製品を注文することにより、適切な輸入許可を取得していることを確認することになります。
保管分類コード
13 - Non Combustible Solids
WGK
WGK 3
引火点(°F)
Not applicable
引火点(℃)
Not applicable
適用法令
試験研究用途を考慮した関連法令を主に挙げております。化学物質以外については、一部の情報のみ提供しています。 製品を安全かつ合法的に使用することは、使用者の義務です。最新情報により修正される場合があります。WEBの反映には時間を要することがあるため、適宜SDSをご参照ください。
Jan Code
C4519PROC:
C4519-50UN:
C4519-100UN-PW:
C4519-VAR:
C4519-100UN:
C4519-BULK:
C4519-50UN-PW:
C4519-PH:
試験成績書(COA)
製品のロット番号・バッチ番号を入力して、試験成績書(COA) を検索できます。ロット番号・バッチ番号は、製品ラベルに「Lot」または「Batch」に続いて記載されています。
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Biological & pharmaceutical bulletin, 33(11), 1854-1860 (2010-11-05)
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ライフサイエンス、有機合成、材料科学、クロマトグラフィー、分析など、あらゆる分野の研究に経験のあるメンバーがおります。.
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