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Merck

07-745-I

Sigma-Aldrich

Anti-phospho Histone H2A (Ser129) Antibody

from rabbit, purified by affinity chromatography

別名:

Histone H2A.1

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About This Item

UNSPSCコード:
12352203
eCl@ss:
32160702
NACRES:
NA.41

由来生物

rabbit

品質水準

抗体製品の状態

affinity isolated antibody

抗体製品タイプ

primary antibodies

クローン

polyclonal

精製方法

affinity chromatography

化学種の反応性

yeast

テクニック

dot blot: suitable
immunocytochemistry: suitable
immunoprecipitation (IP): suitable
inhibition assay: suitable (peptide)
western blot: suitable

NCBIアクセッション番号

UniProtアクセッション番号

輸送温度

wet ice

ターゲットの翻訳後修飾

phosphorylation (pSer129)

遺伝子情報

Saccharomyces cerevisiae ... Hta1(851811)

詳細

ヒストンH2Aは、真核細胞のクロマチン構造に関わる5種類の主要なヒストンタンパク質の1つです。H2Aは、中心的な球状ドメインと長いN末端尾部を特徴とし、「ひも構造に付着したビーズ状」のヌクレオソーム構造に関わっています。ヒストンは高度に保存されたタンパク質で、核DNAからクロマチンを構築するための構造的足場として機能します。ヒストンはアセチル化、リン酸化、メチル化、ユビキチン化によって翻訳後に修飾され、これらの修飾はDNAの転写、修復、組換え、複製を調節しています。通常ユビキチン化は、基質を分解の対象としますが、ヒストンH2AとH2Bは実際には単一のユビキチン結合によって安定化されます。ヒストンのユビキチン化は、DNAの修復や転写、細胞の分化、細胞周期の調節、精子形成、タンパク質の輸送、ストレスへの応答などと関連しています。ヒストンH2Aは、コアヌクレオソーム構造の4つの構成要素のうちの1つです。ヌクレオソームは、DNAがヒストン八量体に巻きついたクロマチンの単位です。ヒストンはさまざまな刺激に応答して多くの翻訳後修飾(PTM)を受け、それによってヌクレオソーム構造の変化が誘導され、DNA配列が隠蔽または露出されると考えられます。特にヒストンH2Aは、Tip60酵素によってリジン5残基でアセチル化されます。この酵素は、クロマチンのアンフォールディングと転写を促進する可能性があります。さらに、H2Aはセリン1とセリン139(H2A.X)残基でリン酸化され、それぞれ有糸分裂と遺伝子抑制、およびDNA損傷を示します。遺伝子抑制は、H2Aのリシン126残基のSUMO化によっても生じる可能性があります。さらに、H2Aリジン119残基のユビキチン化が精子形成に関与している可能性もあります。クロマチンを変化させるのは、単一残基の修飾ではなく、いくつかのヒストン残基におけるさまざまな修飾パターンによります。

特異性

本抗体は酵母リン酸化ヒストンH2A(Ser129)を特異的に認識します。

免疫原

酵母ヒストンH2A(Ser129でリン酸化)のC末端に相当するKLH結合直鎖ペプチド

アプリケーション

このウサギポリクローナル抗リン酸化ヒストンH2A(Ser129)抗体を用いたヒストンH2Aの検出は、ウェスタンブロッティング、ドットブロッティング、ペプチド阻害アッセイ、IPおよびICCでの使用が検証されています。
ドットブロッティング(特異性):0.05 µgで使用、修飾および非修飾ヒストンの各種パネルにおいて、Ser129がリン酸化されたヒストンH3を検出できます。

免疫沈降:希釈倍率1:100で使用、酵母抽出物から、Ser129がリン酸化されたヒストンH3を免疫沈降できます。

免疫組織染色:希釈倍率1:1,000で使用、酵母細胞からSer129がリン酸化されたヒストンH3を検出できます。
研究カテゴリー
エピジェネティクス・核内機能分子&
研究サブカテゴリー
ヒストン

品質

未処理およびメチルメタンスルホン酸(MMS)処理した酵母核抽出物のウェスタンブロッティングにより評価されています。

ウェスタンブロッティング:0.02 µg/mLで使用、MMS処理した酵母核抽出物では、Ser129がリン酸化されたヒストンH2Aのシグナルが、未処理の酵母核抽出物よりも増加することが検出されました。

ターゲットの説明

実測値:約16 kDa

物理的形状

アフィニティー精製
精製ウサギ抗体、0.1 M Tris-グリシンバッファー(pH 7.4)+150 mM NaCl溶液、0.05%アジ化ナトリウム含有

保管および安定性

2~8°Cで受領日から1年間安定です。

その他情報

濃度:ロットに固有の濃度につきましては試験成績書をご参照ください。

免責事項

メルクのカタログまたは製品に添付されたメルクのその他の文書に記載されていない場合、メルクの製品は研究用途のみを目的としているため、他のいかなる目的にも使用することはできません。このような目的としては、未承認の商業用途、in vitroの診断用途、ex vivoあるいはin vivoの治療用途、またはヒトあるいは動物へのあらゆる種類の消費あるいは適用などがありますが、これらに限定されません。

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保管分類コード

12 - Non Combustible Liquids

WGK

WGK 1

引火点(°F)

Not applicable

引火点(℃)

Not applicable


適用法令

試験研究用途を考慮した関連法令を主に挙げております。化学物質以外については、一部の情報のみ提供しています。 製品を安全かつ合法的に使用することは、使用者の義務です。最新情報により修正される場合があります。WEBの反映には時間を要することがあるため、適宜SDSをご参照ください。

Jan Code

07-745-I:


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Robert Jordan Price et al.
mBio, 10(4) (2019-07-25)
Eukaryotic genomes are packaged into chromatin structures that play pivotal roles in regulating all DNA-associated processes. Histone posttranslational modifications modulate chromatin structure and function, leading to rapid regulation of gene expression and genome stability, key steps in environmental adaptation. Candida
Chi Kwan Tsang et al.
Molecular cell, 70(3), 502-515 (2018-05-05)
Nutrients are not only organic compounds fueling bioenergetics and biosynthesis, but also key chemical signals controlling growth and metabolism. Nutrients enormously impact the production of reactive oxygen species (ROS), which play essential roles in normal physiology and diseases. How nutrient signaling

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